2007/11/21

基本セットを建てるときに一番難しいのは?

基本セットを検討しているが、「自分で建てられるでしょうか?」
というお問い合わせは、ご連絡いただく中で多い質問です。

今まで100棟ほどを発送していますので、その意味では 
「はい、できますよ」 なのですが、
この答えが、なかなか難しいのです。
「セット」という言葉と、「はいできます」という言葉が組み合わされて、プラモデルのような「キット」のような感覚にとられてしまうと、ちょっと違ってしまうためです。

以前、2×3間くらいでどのくらい時間がかかりますか? というご質問に 「二日くらいですかねぇ」 とお話ししたところ、とても驚かれた方がいらっしゃいました。
2、3時間でできるのではないかと思っていらっしゃったようです。

ハウス建ては、「組み立て」 というよりは、 「建てる」 という感覚に近く、鉄パイプを切ったりつないだり、という作業もあります。
それだけに完成したときの充実感も大きいと思います。
検討中の方は、ぜひ事前に建て方の資料をご請求ください。

さて、長くなりましたが、ハウス建てで「苦労した」というのが一番多いのは、意外なことに単純な作業です。

Blog_import_4f1d5d8638b52

それは、写真のようにパイプを畑に挿し込む、という作業です。

Blog_import_4f1d5c42cb968

パイプの先は写真のように挿し込みやすくなっていますが、地盤が固いとなかなかの作業になります。

一見して軟らかそうに見える場所でも、20センチくらい下にガラや石が入っていたりする場合もあります。
建てる前によくご確認ください。
部品の使い方、パイプのつなぎ方などよりも、この問題の方がずっと大きな問題だと思います。

2007/11/16

基本セットが「100棟」になりました。

小型のパイプハウスを「基本セット」としてサイトに掲載して以来、
全国各地からご注文いただいた数が 「100棟」 になりました。

本当にありがとうございます。

これまでパイプハウス基本セット、防虫ネットハウス、そして引戸ハウス基本セットと、規格を加えてきましたが、これからも皆様のご意見を取り入れながら、規格の充実を図って行きたいと考えています。

すでにハウスを建てた皆様からも、改造やビニールの張替えなど、長くお付き合いいただくことのできるようなサイト運営を続けていかなければならないと思っています。
ブログは、このところなかなか更新できていませんが、今後もよろしくお願い申し上げます。

2007/11/12

間口2.5間の準備が思うように進んでいません。

今日もお問い合わせを頂いたのですが、
「間口4.5mは取り扱っていないのか?」 という内容です。

取り扱いはあるのですが、以前にも掲載したように、パイプの長さが5mくらいになってしまうため、全国への発送ができないのです。申し訳ありません。

このご質問は時々いただきますし、先日は福島県から引き取りに来ていただいたくらいなのです。

そこで、何とか4.5m間口の新規格を作りたいと考えてはいるのですが、なかなか進んでいないのが実情です。

責任を持って掲載しなければなりませんので、見本も作りますし、建て方の説明書も専用に作らなければなりません。
パイプの試作から、手直しまで、やるべきことがたくさんあります。

暮れから年明けくらいには、と思っていたのですが、ちょっと難しそうです。
時間がかかっても、なんとか少しずつ進めたいと考えています。

2007/11/01

こんなことにもビニペット「猫小屋」

Blog_import_4f1d5dc092fb6

私のところに、もう3週間くらい前から1匹の猫が居候しています。

言い表しようのないほどに茶や黒が入り混じった柄で、なかなか貰い手のつかないタイプかもしれません。

その柄が、じっくりとみていると、何か絵のように混じりあっていて、私たち夫婦にとっては好ましい感じなのです。

猫はともかくとして、
このところ大分寒くなっってきたので、中に入りたがらない彼女(メスです)のために、猫小屋をつくりました。

基本フレームは、以前乾燥機がのっていた台です。
そこにビニペットを金属用ビスで打ち付けて、ビニールを被覆スプリングでとめました。

とりあえず、これで雨露はしのげると思います。
完成したらすぐに入り込んで、ほとんど一日中、ここで寝ています。
お礼のしるしか、夜はひざの上に上がりこんでしばらくゴロゴロしていきます。

2007/10/29

ハウス基本セットのアップグレード品は、「単品ご購入」いただけないものもありますのでご注意ください。

パイプハウスや引戸ハウスの基本セットには、補強資材を中心に、いろいろな「アップグレート」を用意しています。
(各基本セットのページに、アップグレードページのリンクがあります。)

アップグレードの商品の中には、文字通り、基本セットの仕様を変更する内容で、金額は”差額”が表示されているものがあります。

また、そのものだけ単品で購入可能なものもあります。

いろいろ商品が増えてきているので、下のようなマークをつけています。

Blog_import_4f1d5dbe765a7

それぞれのハウスを購入時に、合わせて購入可能なマークです。

単品購入が可能なものには、下のマークをつけています。

Blog_import_4f1d5dbeef050

少しややこしくなっていますが、よろしくお願いいたします。

2007/10/27

福島県から引き取りにおいでいただきました。

今日、福島県から弊社埼玉県まで、ハウス用のパイプ一式を引き取りにきていただいたお客様がいらっしゃいました。

今日は台風の影響の雨降りで、行き帰りの道中も大変だったと思います。
ハウスが計画通りに役立ってくれることを心から願っています。

2007/10/24

基本セット1.75間のパイプがなくなってしまいました。

このところ、基本セットの間口1.75間(3.15m)のご注文が多く、アーチ部分のパイプが在庫切れとなってしまいました。

現在、パイプは仕上がり間近で月末には入荷予定です。
すでにご注文いただいている皆さんには発送予定をお知らせしていますが、これからご注文の場合は、発送は11月2日以降の見込みです。

通常よりも少し日数がかかってしまいますが、ご容赦ください。

既製品を入荷させるわけではないので、相当余裕を見ながら製造手配しているつもりなのですが、まれにこういう事態もできてしまいます。

2007/10/18

ビニペットは今、「ニュービニペット」になっています。

東都興業製のレール資材ビニペットは、今は「ニュービニペット」というタイプになっています。

Blog_import_4f1d5d2990f5d

何が「ニュー」かというと、従来のものよりもC型の懐が若干広がり、開いた口の部分が少し狭くなりました。

結果として、スプリング3本をはめ込むことができる、というのがウリです。(被覆スプリングの場合は、かなりギリギリのようですが)

形状が変わったことによって強度が上がったようで、ハウスがしっかりします。

ただ、使いにくい部品もできてしまいました。
先日掲載の「平行ジョイント」ですが、レールの高さが若干増したために、くさびが入りにくくなってしまいます。
そこで、このレールに対応する「ニュービニペット平行ジョイント」というのができています。

弊社の通販サイト掲載のものは、レールも含めてこの「ニュー・・・」ですが、ニューでない、従来からの平行ジョイントも持っています。

すでに建ててあるハウスに使うときの平行ジョイントは、この両タイプのどちらなのか、ということをご注意ください。
従来のレールに、「ニュー・・」を使うと、ちょっとくさびがゆるい感じになってしまいますので。
(平行ジョイント以外の部品は、どちらにも適合します)

レールの背中面に商品名の刻印があるかどうか、ご覧ください。

2007/10/16

ビニペットの「平行ジョイント」は、どれを使えばいいのか?

ビニペットやオキペットをパイプに沿って固定する「平行ジョイント」には、二つのタイプがあります。

Blog_import_4f1d5d2a1e0b6

Blog_import_4f1d5db846260

写真左が「平行ジョイント」、右が「新平行ジョイント」です。
違うタイプがある理由は、主にレール側の形状によります。

Blog_import_4f1d5c2104586

写真上段はオキペットで、ビニペットより多くのスプリングを重ねて入れるための形状になっています。

全体の高さ(レールの厚み)がビニペットよりも高いため、レール表面から押さえる「平行ジョイント」では、くさびが入らなくなってしまいます。

そこでオキペットには、レールの胴部分を押さえる「新平行ジョイント」を使わなければなりません。
「新平行ジョイント」は、胴を押さえるので、ビニペットにも使うことができます。

つまり、平行ジョイント--->○ビニペット  ×オキペット
新平行ジョイント--->○ビニペット  ○オキペット
となります。
新平行ジョイントは、くさびがパイプに対して直角に出っ張りますので、場所や用途によって選んでください。

さて、レールの方のビニペットですが、最近になって「スプリング3本可能」を謳い文句に、少し懐の深い形状になっています。
そのあたりは、改めて。

2007/10/11

腰巻ビニールの地際の処理など

先日、腰巻ビニールの地際部分を、「まったく隙間が出ないように地中に埋め込みたい」 というお問い合わせがありました。

Blog_import_4f1d5db577351

基本セットの建て方の場合、写真のように、ビニールを締め付けたマイカセンは、裾位置の直管に縛り付けるようになっています。

そこで、縛り付けた場所だけは、気持ち程度ビニールの隙間ができます。
お問い合わせでは、この隙間をなくしたい、ということでした。

こちらからは、マイカセンを縛り付ける場所をハウスの外側に独立して作ることや、POフィルム張り(巻上換気)のときに作る「スソ張り」などについてもお話ししました。

そして、最終的にはお問い合わせ頂いたお客様のアイデアで、
基本セットの裾位置の直管を地中に埋めてしまい、
その時に樹脂製のロープをパイプに結び付けておいて地表に出しておき、
ビニールをかけたら裾はもぐしてしまい、
地表のロープからマイカセンを結ぶ。
ということになりました。

話しをしている途中で、同様の例が三宅島にあった、ということを思い出しました。
それが下の写真です。

Blog_import_4f1d5db626028

島では強風の影響が大きいため、裾一列の直管はこのまま地中に埋めてしまい、防風対策としたものです。直管にはアンカー杭もつけてあります。
そして、ロープを出してマイカセンを結ぶ仕掛けを作っています。

まったく離れた土地で、同じ対策をお考えの例がありました。
ご参考まで。

お知らせの検索