腰巻ビニールの地際の処理など
先日、腰巻ビニールの地際部分を、「まったく隙間が出ないように地中に埋め込みたい」 というお問い合わせがありました。
基本セットの建て方の場合、写真のように、ビニールを締め付けたマイカセンは、裾位置の直管に縛り付けるようになっています。
そこで、縛り付けた場所だけは、気持ち程度ビニールの隙間ができます。
お問い合わせでは、この隙間をなくしたい、ということでした。
こちらからは、マイカセンを縛り付ける場所をハウスの外側に独立して作ることや、POフィルム張り(巻上換気)のときに作る「スソ張り」などについてもお話ししました。
そして、最終的にはお問い合わせ頂いたお客様のアイデアで、
基本セットの裾位置の直管を地中に埋めてしまい、
その時に樹脂製のロープをパイプに結び付けておいて地表に出しておき、
ビニールをかけたら裾はもぐしてしまい、
地表のロープからマイカセンを結ぶ。
ということになりました。
話しをしている途中で、同様の例が三宅島にあった、ということを思い出しました。
それが下の写真です。
島では強風の影響が大きいため、裾一列の直管はこのまま地中に埋めてしまい、防風対策としたものです。直管にはアンカー杭もつけてあります。
そして、ロープを出してマイカセンを結ぶ仕掛けを作っています。
まったく離れた土地で、同じ対策をお考えの例がありました。
ご参考まで。