基本セット間口2間の出入口を「観音開き」に。
基本セット間口2間(3.6m)の入り口を、90センチトビラ×2枚で「観音開き」にしたい、というお問い合わせをいただきました。
以前、ハウスの様子をお知らせいただいた記事が丁度その内容ですので、参考にご覧ください。
2×3間のサイズです。
2006年11月20日の内容です。
換気の方法もよくわかる写真をお送りいただいています。
基本セット間口2間(3.6m)の入り口を、90センチトビラ×2枚で「観音開き」にしたい、というお問い合わせをいただきました。
以前、ハウスの様子をお知らせいただいた記事が丁度その内容ですので、参考にご覧ください。
2×3間のサイズです。
2006年11月20日の内容です。
換気の方法もよくわかる写真をお送りいただいています。
通販サイトの 「引戸ハウス」は、基本セットの出入口を引戸に変更したものです。
といってしまえばそれだけなのですが、実は間口2間(3.6m)のハウスには、なかなか付かなかった設備なのです。
農業用のビニールハウスは上のほうがトンネル状に絞られていますので、上に行くほど間口寸法が短くなります。
引戸の場合は、戸を収める分も寸法が必要ですので、戸の高さの位置で90センチの倍、1.8mを超える余裕が必要です。
通常の2間ハウスでは、この余裕が取れなかったのです。
基本セットは、通常の2間にくらべて若干背が高いため、その分の余裕と引戸資材の調整で、今年6月から、取り付け可能なものとして掲載を始めたものです。
いままで何度も 「引戸にならないか?」 というお問い合わせに 「申し訳ありませんが・・・」
と謝ってきました。申し訳ありませんでした。
なるべくわかりやすい説明(と思っていますが・・)をつけて、ご注文いただいても大丈夫なように準備しています。
「チョウバンをはめ込むのが固いが、サイズは合っているのか?」
というお問い合わせを頂くことがあります。
なるべく楽にはめ込むには、写真のようにパイプに合わせて、てこの原理を使って左右同時にはめ込むと、うまくいくと思います。
(写真手前がハウスの外側です)
カギ(取っ手)も割合固いのですが、こちらは少し強い力ではめこむか、またはC型クランプ(シャコ万力)などがあると楽かもしれません。
パイプハウス基本セットには、ビニールやビニール押さえの資材も含まれています。
でも、使い方によっては、「骨組みは使いたいが、ビニールはいらない」
ということもあると思います。
そういう場合は、事前にご連絡ください。
セット内容から、使わないものを除いて発送しています。
当然、その分の代金は差引して計算します。
ビニールではなく別のシートをかけたい、
ネットで使う予定、
等々、いろいろな計画にも、できる限り対応したいと思いますので、ご相談ください。
ちょっと違った使い方をされた場合は、是非、様子をお知らせいただければ、
と期待しています。
先週一週間、休業とさせていただきました。
今日から平常どおりの営業です。
休日期間中のご注文分も、今日から発送しています。
お待ちいただきまして大変申し訳ありませんでした。
いま作業中の東京の現場です。
このところ真夏日が続いていて大変な作業になっています。
汗で濡れたシャツにパイプがくっつくと 「ジュッ!」 という音がする、とか。
作業も、どうしても遅れ気味です。
さて、今日11日は、お盆休み前の草取り作業。
会社の周りの雑草を掃除しました。
35℃を超える猛暑日の今日、熱中症にならないよう、午前中で作業を終えました。
※明日からお盆の休みに入ります。発送やお問い合わせへの返信など、20日以降になりますのでお許しください。
昨日の写真に番号を入れました。
①はスソ張りで、一番下は土にもぐしてしまいます。
②はステ張りですが、これをするために、アーチパイプにレールを這わせるように取り付けます。
スプリングが、多い場所では3重くらいになりますので、深溝の「オキペット」が向いています。
緑の点線部分は、アーチパイプに沿って頂上までオキペットを付けています。
これによって、天井、妻面、ステ張り、それぞれを独立したフィルムで張ることができます。
③は開口部です。
最後に、黄色点線部分にサイドのフィルムをつけて、一番下でフィルムにパイプを固定します。
そのパイプに巻上器を取り付けて写真のように完成します。
フィルムが風でバタつかないように、マイカセン(黒い紐)で押さえますが(写真のW字形)、ビニペット部に結びつける専用部品があります。
以上、巻上換気にするための構造について説明してきました。
この構造に加えて、スムーズな巻上換気のためには、フィルムを「POフィルム」にすることをお勧めします。
ビニールのようにベタつかず、フィルム同士がくっつかないため、上げ下げにトラブルが少なくなります。
張替えの頻度も大幅に少なくなります。
「ハウスの横を巻上式の換気にしたい」 というご相談をいただくことがあります。
上の写真のような状態が、ご希望の内容だと思います。
この場合は、換気の部分に防虫ネットを張っていますので、「完璧」 でしょうか。
写真でわかるとおり、巻上換気にするためには、サイドのフィルムを単純に巻き取るしかけだけでなく、何箇所かの仕組みが必要になります。
その仕組みは、巻き上げたフィルムを「下げた」ときに、風の進入を防ぐためのものです。
ひとつは、上の写真でわかる「スソ張り」で、地面から30センチか40センチ程度のところ固定張りしてあるフィルムです。
もうひとつは、ハウスの四隅からの風を防ぐ「ステ張り」で、左の写真です。
ともに、ビニペットを使ってフィルムを「はめころし」に固定します。
主にこの二つの仕掛けをすることで、確実な巻上換気が可能になります。
少し詳しいことは、次回掲載します。
ハウスを遠くから見ただけではわかりませんが、よくみると、経験から生まれた仕組みがつけられています。
前回、「間隔」の話しをしましたが、今回は「深さ」のことです。
パイプを挿す深さは40センチ、を標準にしています。
地盤の具合にもよりますが、最低でも30センチ以上は必要です。
脚部のパイプは写真のように先がつぶれています。
実際に挿すときは、前もって目安の印をつけておくと良いと思います。
黄色の矢印部分、妻面の縦柱も、挿します。30センチ程度を標準にしています。
こちらのパイプは先がつぶれていませんが、やはり地中に挿し込みます。
(緑矢印は、40センチ挿し込みのアーチ脚部分)
地中に挿し込む深さが極端に足りない場合に起こる最大の問題は、強風時の不安です。
また、挿す深さが少なければ、その分ハウスの肩位置が上がりますので、腰巻ビニールの位置、天井ビニールとの関係などのバランスも崩れてきます。
安心のためにも、脚部分は「40センチ」を目安に挿してください。
以前、施工を請け負った間口5.4mハウスに、90センチの挿し込み、という例もありました。