カテゴリ「お知らせ」の291件の記事 Feed

2007/10/16

ビニペットの「平行ジョイント」は、どれを使えばいいのか?

ビニペットやオキペットをパイプに沿って固定する「平行ジョイント」には、二つのタイプがあります。

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写真左が「平行ジョイント」、右が「新平行ジョイント」です。
違うタイプがある理由は、主にレール側の形状によります。

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写真上段はオキペットで、ビニペットより多くのスプリングを重ねて入れるための形状になっています。

全体の高さ(レールの厚み)がビニペットよりも高いため、レール表面から押さえる「平行ジョイント」では、くさびが入らなくなってしまいます。

そこでオキペットには、レールの胴部分を押さえる「新平行ジョイント」を使わなければなりません。
「新平行ジョイント」は、胴を押さえるので、ビニペットにも使うことができます。

つまり、平行ジョイント--->○ビニペット  ×オキペット
新平行ジョイント--->○ビニペット  ○オキペット
となります。
新平行ジョイントは、くさびがパイプに対して直角に出っ張りますので、場所や用途によって選んでください。

さて、レールの方のビニペットですが、最近になって「スプリング3本可能」を謳い文句に、少し懐の深い形状になっています。
そのあたりは、改めて。

2007/10/11

腰巻ビニールの地際の処理など

先日、腰巻ビニールの地際部分を、「まったく隙間が出ないように地中に埋め込みたい」 というお問い合わせがありました。

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基本セットの建て方の場合、写真のように、ビニールを締め付けたマイカセンは、裾位置の直管に縛り付けるようになっています。

そこで、縛り付けた場所だけは、気持ち程度ビニールの隙間ができます。
お問い合わせでは、この隙間をなくしたい、ということでした。

こちらからは、マイカセンを縛り付ける場所をハウスの外側に独立して作ることや、POフィルム張り(巻上換気)のときに作る「スソ張り」などについてもお話ししました。

そして、最終的にはお問い合わせ頂いたお客様のアイデアで、
基本セットの裾位置の直管を地中に埋めてしまい、
その時に樹脂製のロープをパイプに結び付けておいて地表に出しておき、
ビニールをかけたら裾はもぐしてしまい、
地表のロープからマイカセンを結ぶ。
ということになりました。

話しをしている途中で、同様の例が三宅島にあった、ということを思い出しました。
それが下の写真です。

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島では強風の影響が大きいため、裾一列の直管はこのまま地中に埋めてしまい、防風対策としたものです。直管にはアンカー杭もつけてあります。
そして、ロープを出してマイカセンを結ぶ仕掛けを作っています。

まったく離れた土地で、同じ対策をお考えの例がありました。
ご参考まで。

2007/10/06

間口1.75間の基本セットは少しお待ちいただく場合があるかもしれません。

このところ、1.75間(3.15m)間口基本セットのご注文が多く、手持ちのパイプ数量が厳しい状況です。

月末には加工を終えて入荷予定ですが、注文の状況によっては、月末までお待ちいただく場合があるかもしれません。
(そのタイミングに入ってしまった時は)何卒ご容赦の程お願い申し上げます。

基本セットのパイプは、長さ、曲げなど、すべてオリジナルの別注品です。
状況を見ながら加工手配をしているのですが、入荷まで1ヶ月以上かかることもあり、なかなか難しい舵取りです。

2007/10/04

2間ハウスの引戸は、単品でも発送可能です。

「2間ハウスの引戸は、引戸だけでも買えるか?」 
というお問い合わせが時々あります。

単品でも扱っています。

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引戸の枠組みと、上下のレール、レール固定用の金具、がセットです。

レールのサイズは、上レールが2050ミリ、下レールは端部が1360と760ミリ、中央部は860ミリです。
上レールを固定する金具は3個、下レール用は5個入ります。

当社の基本セットにはもちろん取り付け可能ですが、ほかの2間ハウスには取り付けスペースが取れない場合もあります。
ハウスの寸法をよくご確認の上ご注文ください。

写真に線で記入してあるとおり、引戸とレール以外の部分は付属しているものではありませんのでご注意ください。
(通販サイト、ハウス部品----妻面関係部品の一番下に掲載しています)

基本セットの改造、既存ハウスの改造などにご利用可能ですが、レール固定金具の数を追加したい場合などは、メールでご連絡ください。

2007/09/26

天窓 「タンテンソー」 の取付部品

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東都興業製のワンタッチ天窓「タンテンソー」は、写真緑丸の部品「ヒロパイプジョイント」×4個でパイプに固定します。

通常は部品は別売りですが、今、「タンテンソー」と「ツマソー」には、この4個の部品を無償添付しています。

パイプのサイズによって部品サイズも違ってきますので、パイプに取り付けて使用する用途の場合は、取付側パイプのサイズをお知らせください。

「ヒロパイプジョイント」の掲載ページは、ここです。

2007/09/22

パイプハウス「基本セット」は、発送まで一週間程度かかります。

前回、基本セットの荷姿のことを書きました。
基本セットは、間口2種類×奥行が10間(またはそれ以上)までありますので、すべて梱包して1個の荷物になっているわけではありません。

ご希望のサイズ、さらにアップグレードなどがあり、ご注文ごとに部品数を合計して、梱包の上発送します。
そのために、発送までに早いもので2から3日、厚手ビニールなどをご希望の場合は一週間程度の時間がかかります。

通販サイトには「10日くらいかかります」ということを載せているのですが、実は、その掲載場所が「ご利用ガイド」なので、ちょっと目立たないかもしれません。

いずれにしても、ご注文後何日かお待ちいただくようになりますので、計画中の方は、お早めにご連絡願います。
(部品などは、即日発送しています)

2007/09/20

基本セットの荷姿

基本セットを注文すると、どんな荷物がどれくらいになるのか?
トラックがないけれど、畑まで移動できるか?

というお問い合わせを頂くことがあります。

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写真は、2間×6間サイズの荷物です。

荷物の大きさは、長さが185センチ程度。
最大のものはトビラで、90×180センチ、畳やコンパネの大きさです。

通常の乗用車ではちょっと無理がありますが、ミニバン、ワンボックス車で十分に移動可能です。
重量は少し重めで、1個25キロくらいになりますがご容赦ください。(トビラは大きいですが重量はありません)

余談ですが、
農業用のパイプハウス一式を箱詰めで発送する、というのは、諸事大雑把な農業資材分野としては相当にめずらしいことで、私たちがパイオニアである、という思いがあります。
これからもその自覚をもって、責任ある企画開発をして行きたいと考えています。

2007/09/13

パイプハウス基本セットは、ほぼ全国の都道府県からご注文をいただきました。

オリジナルのパイプを使用したビニールハウスを「基本セット」として発売以来2年弱、これまでたくさんの地域の方からご注文を頂き、ほぼ全県にハウスを発送いたしました。

2棟目のご注文を頂くこともあり、大変ありがたく感じています。

さて、余談ですが、
私はこれまで、沖縄県を除いて国内すべての県を訪れたことがあります。

ほとんどが車で、家族と一緒です。
子供が小さなときから、「(一緒には)行かない」 と言い出す年頃になるまで何年もの間、全国いろいろな土地を訪れました。

その全国各地の風景が、通販サイトからのご住所をみるごとに頭に浮かびます。
記憶や思い出をたどり、その地で皆さんが建てるハウスや、資材を使う様子を想像しながら仕事ができる・・・
というのが、実は、小さな喜びになっています。

2007/09/08

台風

台風9号は、私たちの地元埼玉県の中央部を通って、現在は北海道です。

いくつか、「ビニールが切れた」という連絡がありましたが、今時点で私どものかかわったハウスからは、大きな被害の連絡は入っていません。

換気窓を閉めたり、巻上部分をしっかりと閉じたりしてほしい、などという連絡を、各担当が前日に行っていました。

以前に比べると、風雪による被害というのは格段に少なくなったのではないか、と感じますが、ハウス構造を変えたり、非常時の管理に経験があったりすることが理由かもしれません。

弊社の基本セットを購入された方は、北海道から沖縄まで全国各地にいらっしゃいますが、皆さんのハウスや作物に被害が出ていないことを心から祈っています。

2007/09/05

ビニールハウスの強風対策

今日9月5日現在、台風が関東地方に近づきつつあります。

ハウスの設置に際しては、強風に対する備えをお勧めします。
ハウス自体が吹き飛ばされる対策として、私たちは「アンカー杭」をお勧めしています。

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直管を90センチ程度にカットして、1間(1.8m)に1箇所×両側を目安に打ち込みます。

らせん状のものやそのほかにも定着杭として販売されていますが、施工のし易さ、ハウスとの確実な固定方法など、直管方式の杭は効果的です。

弊社通販サイト、アップグレード品の「アンカー杭」は、19ミリ直管を90センチにカットして、固定用のクロスワン19×19をセットしていますので、カットの手間はありません。

もちろん、ご自身でカットして作っていただいても結構ですので、強風への対策を講じておくとよいと思います。

また、ハウスの揺れやゆがみを押さえるための「スジカイ」も、強風対策として有効です。

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長い時間ハウスが大きく揺られると、パイプの根本が緩んで、抜ける原因にもなります。
長いパイプを使う場合は、ハウスの天井近くからスソまで斜めにパイプを入れるのですが、基本セットのパイプの場合は写真のように脚部に固定します。
2×3間程度のハウスの場合は、この4箇所(1セット)で、ハウスの揺れをかなり抑えることができます。

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