引戸ハウス全体に防虫ネットをかぶせて、ネットハウスに変える。
「全体を防虫ネットで覆ったハウスがほしい」
というご希望があります。
そのタイプのハウスとして、防虫ネットハウスを用意していますが、このハウスにはトビラがありません。
そこで、引戸ハウスの骨組みに、ビニールではなく防虫ネットをかぶせる、という考え方があります。実際にこの方法を利用された方もいらっしゃいます。
その場合の、なるべくシンプルで、確実な方法を紹介します。
まず、引戸ハウスを建てるときに、肩位置の直管を移動し、ここにニュービニペットを入れます。
上段黄色線の位置が通常の直管位置ですが、これを水色線の位置に移動します。
そして、黄色線の場所にニュービニペットを入れます。
引戸ハウスの妻面はニュービニペット仕様ですので、これだけでネットをしっかりと張る仕掛けが出来上がります。
この骨組みに0.8ミリ程度の防虫ネットを、腰巻を固定し、天井をかぶせて固定すると防虫ネットハウスが出来上がります。
引戸部分のアングルはビニペット形状ですので、ネットを被せてスプリングをはめ込めばOKです。(写真はビニールですが)
さて、費用ですが、
例えば奥行3間(5.4m)として、
ビニールやマイカセン、パッカーが不要となりますので差し引き ▲1万円程度。
ニュービニペット×12本=5,760円
ビニペット外ジョイント×8個=448円
ヒロパイプジョイント22×44個=3,036円
コーナージョイントセット22ミリ×8個=712円
被覆スプリング×12本=1,392円
必要な追加骨組み資材は合計で11,348円です。
防虫ネットは、概算ですが13,000円程度としても、1万円強程度の予算追加で完成します。
鳥や蝶などを防ぐネットのハウスがほしい、という方は、この方法でどうでしょうか。
※天井のネットは、(四角い形のものをカマボコ型のハウスにかけるので)妻面部分は多少しわをたたみながら固定するようになります。
これはビニールの場合も同じです。
※腰巻部分のネットはカット売り掲載していますが、天井は1枚ものに加工します。(一週間程度かかります。)