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2011年7月の2件の記事

2011/07/26

遮光・遮熱ネットの「遮熱性」を確かめる。

節電対策として、「ビルの屋上や壁面、屋根などへの直射日光の熱をどうにかしたい」というお問い合わせがたくさんあります。

そこで、当社のサイトにある資材で、こんな実験をしました。
Blog_import_4f1d5ff2e5d04_5黒い遮光ネットと、タイベック製の白い遮光ネットを、アスファルトに接するように敷き、アスファルト面の温度を比較する、というものです。
Blog_import_4f1d5ff3c7245_4こちらは、タイベックスリムホワイト90、遮光率約90%です。

上は、一般的な黒い遮光ネット、遮光率約90~95%です。
Blog_import_4f1d5ff43fb58_2実施日7月26日は、曇り時々晴れで、「猛暑」という天気ではありません。

午前10時30分。
設置20分ほどで、黒いネット下は、43℃。
ネットを被せていない部分のアスファルトと同じ温度です。

黒いネットは、光は遮りますが、それ自体が熱くなり、ネットに近い位置では暑さを抑える働きはないようです。
Blog_import_4f1d5ff4a59e9それに対して、スリムホワイトは、36℃。

その差歴然。驚きの遮熱効果です。
手をネットの下に差し込むだけで、被せていない場所との温度の違いは、はっきりとわかります。
少しオーバーな言い方ですが、「ひやっと」感じるほどです。

赤外線までを含む太陽光線を満遍なく反射し、素材自体が熱を持たないため、その下に接しているアスファルトも熱くならないようです。

「農業用の遮光ネット」というと、すぐに黒いネットを想像する場合が多く、暗くなるのでなんとなく温度が下がる感じをもちますが、使用方法によって、素材を選ぶことも大切だと実感しました。

今日は、天気もいまひとつおとなしかったので、次の猛暑日に、再度試験するつもりです。

2011/07/16

メガクールで温度を試す。

★「タイベック スリムホワイト」「クールホワイト」の紹介は、この記事の前(下)に掲載されています。

熱線吸収フィルム「メガクール」の効果を試してみました。
Blog_import_4f1d5fef29d7eまったくの炎天下と、フィルムを通した場所に、温度計を置いています。


Blog_import_4f1d5ff02cae07月16日、猛暑日です。
まだ午前中ですが、アスファルトの上はなんと50℃を超え、もうすぐ計測不能です。


Blog_import_4f1d5ff0d6398フィルムを通した場所は、43℃。
暑い(熱い)ことは確かですが、はっきりと差が現れます。

このあと、午後に入っても、この温度は大きな変化はありませんでした。
フィルムを張ってある鉄パイプも、フィルムの裏側(フィルムと密着していない部分)は、触ることができないほど熱くなることはありませんでした。


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グラフのように、「メガクール」は、可視光線部分も若干遮りますが、不可視光線の赤外線を50%程度遮ります。

このことで、ほぼ透明なフィルムでありながら、光線に当たる部分が高温になることを防ぐ効果を持っています。

温度は上げたくない、ただし日陰にはしたくない、という用途のフィルムです。
(赤外線の遮断効果は、使用時間の経過とともに低下します)

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