ハウス用のビニールやPOフィルムは、まったくの「無地」ではありません。
ハウス(農業)用のビニールなどを、違う用途で使うことをお考えの場合があると思います。
例えば、商品のほこり除け、ベランダの雨よけ、看板や作品の保護などです。
ビニールやPOフィルムは、もちろん透明で、中が透けて見えるものですが、下のような印刷が必ず入っています。
文字の高さは、約1センチ。
このような印刷が、ずーっとエンドレスで、長さ方向に続いて入ります。
透明ですが、まったくの「無地」ではないのです。
これは、何も宣伝だけのために書いているのではなく、フィルムの表裏を表すために大切な表示です。
ダイヤスターには、ハウスの「外から正しく読めるように・・・」という文言が見えます。
ハウスに張ったときに、水滴や曇りを抑えたりする機能を正しく働かせるための役割になっています。
ハウスに張ると、こんな感じになります。
フィルム幅によって入る位置、列数は違いますが、このように印が入ります。
(この写真は、少しビニールが汚れていて、新品のときはもっと透明ですが・・)
ハウス用としては必要な印刷ですが、用途によっては邪魔になる場合があります。
先日も、電話でのお問い合わせに用途をお聞きすると、
「作品を雨から保護するためのシート」
ということがあり、やはり、この部分が問題になりました。
ほぼ、どのような広幅にも対応できて、長さも自由になる農業用フィルムですが、用途以外でのご利用の場合は、ご注意を。