巻上換気の続き
昨日の写真に番号を入れました。
①はスソ張りで、一番下は土にもぐしてしまいます。
②はステ張りですが、これをするために、アーチパイプにレールを這わせるように取り付けます。
スプリングが、多い場所では3重くらいになりますので、深溝の「オキペット」が向いています。
緑の点線部分は、アーチパイプに沿って頂上までオキペットを付けています。
これによって、天井、妻面、ステ張り、それぞれを独立したフィルムで張ることができます。
③は開口部です。
最後に、黄色点線部分にサイドのフィルムをつけて、一番下でフィルムにパイプを固定します。
そのパイプに巻上器を取り付けて写真のように完成します。
フィルムが風でバタつかないように、マイカセン(黒い紐)で押さえますが(写真のW字形)、ビニペット部に結びつける専用部品があります。
以上、巻上換気にするための構造について説明してきました。
この構造に加えて、スムーズな巻上換気のためには、フィルムを「POフィルム」にすることをお勧めします。
ビニールのようにベタつかず、フィルム同士がくっつかないため、上げ下げにトラブルが少なくなります。
張替えの頻度も大幅に少なくなります。