紫外線(UV)カットフィルム
ハウスに被せるフィルムに紫外線カット効果をもたせて、病気や病害虫の影響を抑えていこう、という製品が生まれてきています。
紫外線は、「ナノメートル」という波長の単位で表され、地上に届くものは、UV-A、UV-Bという2種類だそうです。(詳しくは専門のページをご確認ください)
これらの紫外線を遮るフィルムをハウスにかけることで、カビ類の菌糸の成長を抑えたり、病気を媒介する昆虫の動きを制約する効果を狙ったのが「紫外線カットフィルム」です。
外観上は普通のフィルムとまったく同じです。
表は「ダイヤスターUVカット」の製品データですが、390ナノメートル以下の紫外線をほぼすべてカットする、ということになっています。
つまりハウス内は、地上に届く紫外線ほとんどが、ほぼカットされている、ということになります。
野菜によっては、例えばナスの色がつかなかったり、ミツバチが正常に動けなくなったりなど、注意することもあるようですが、これからますます需要が増えるのではないかと考えられています。
私は、自作の”サンルーム”に紫外線カットビニールを使っていますが、シクラメンが弱らずに長持ちする、というのが印象的です。
いずれにしても、上手に使うと、作物にも人の体にも、有益なものになりそうです。