ビニールの銘柄を大幅に増やしました。
このほど、通販サイト掲載のビニールの銘柄を、大幅に増やしました。
新規に掲載したものは、「機能性ビニール」として、まとめてあります。
耐久性抜群のもの、ナシジ(梨地)、青色、防塵など、優れた機能を持ったハウス外張り用のビニールです。
まずは、ME-459(エムイー ヨンゴーキュー)。
開発記号がそのまま商品名になったような、いかにも技術の結晶のような名前ですが、そのイメージの通り、すばらしい耐久性を持っています。
近年は、5年耐久のPOフィルムが出てきていますが、ME-459は「ビニール」ですので、POフィルムとは違い、マイカセンなどのハウスバンドで締め付け固定ができます。
ハウスにビニペットがついていなくても耐久性のあるフィルムに変更できるのも魅力です。
汚れにくい(汚れが流れやすい)というのも、張り替えを減らす大事な要素です。
こちらは、ナシジのビニールで、0.1ミリと0.15ミリの2種類を掲載しています。
写真の右半分は、透明「のびざかり」、左部分がナシジです。
「梨地」と漢字で書くと想像がしやすいかもしれません。
すりガラス、くもりガラスのような、半透明のビニールです。
太陽の直進光線を拡散させて、やわらかな日差しに変えます。
花や、果物などでまんべんなく光線を拡散したい場合に適しています。
これは、「ブルー・キリカット」という銘柄です。
青色光線には野菜の生長を促進する働きがあるといわれ、(「青パオパオ」なども同じ考え方の資材ですが)その青色を積極的に透過させるビニールです。
弊社の地元、埼玉県吉川市では、多くの農家さんが使う「多数派」ですが、地域差があります。
ハウス内の昼間の温度をやや低く抑えるともいわれ、作物の「焼け」が少ないという意見もあります。
価格は通常の「のびざかり透明」と同じです。
最後は「クリーンエースだいち」という銘柄です。
0.1ミリ、0.13ミリを掲載します。
ほこりが流れやすく、光線透過率を保つ期間の長い「防塵ビニール」です。
グラフは紫外線カット状況をあらわしたものです。
波長315~400ナノメーターの、UVAといわれる紫外線をかなりカットしますので、この紫外線を必要とするものには利用できません。
ナス、紫色系のブドウ、ブルーベリーなどは、色がぼけてしまいます。
ミツバチや昆虫は、紫外線を感じて動きますので、ミツバチ受粉栽培にも向きません。
その場合は、同じクリーンエースで「ナス・ミツバチ」という種類がありますので、こちらに変更すると問題がありません。
(ME-459も、紫外線カット率 「高」 です)
長くなりましたが、このようなビニールがありますので、用途に応じてお考えください。
左の写真は、新品のビニールをたたんである状態です。
左から、ブルーキリカット/のびざかり(汎用外張り) ナシジも同様/クリーンエースだいち です。
ME-459の色合いは、のびざかりより若干青みがかった色です。