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2010年6月の4件の記事

2010/06/23

ビニールの銘柄を大幅に増やしました。

このほど、通販サイト掲載のビニールの銘柄を、大幅に増やしました。
新規に掲載したものは、「機能性ビニール」として、まとめてあります。
耐久性抜群のもの、ナシジ(梨地)、青色、防塵など、優れた機能を持ったハウス外張り用のビニールです。

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まずは、ME-459(エムイー ヨンゴーキュー)。
開発記号がそのまま商品名になったような、いかにも技術の結晶のような名前ですが、そのイメージの通り、すばらしい耐久性を持っています。

近年は、5年耐久のPOフィルムが出てきていますが、ME-459は「ビニール」ですので、POフィルムとは違い、マイカセンなどのハウスバンドで締め付け固定ができます。
ハウスにビニペットがついていなくても耐久性のあるフィルムに変更できるのも魅力です。
汚れにくい(汚れが流れやすい)というのも、張り替えを減らす大事な要素です。


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こちらは、ナシジのビニールで、0.1ミリと0.15ミリの2種類を掲載しています。
写真の右半分は、透明「のびざかり」、左部分がナシジです。

「梨地」と漢字で書くと想像がしやすいかもしれません。
すりガラス、くもりガラスのような、半透明のビニールです。

太陽の直進光線を拡散させて、やわらかな日差しに変えます。
花や、果物などでまんべんなく光線を拡散したい場合に適しています。


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これは、「ブルー・キリカット」という銘柄です。

青色光線には野菜の生長を促進する働きがあるといわれ、(「青パオパオ」なども同じ考え方の資材ですが)その青色を積極的に透過させるビニールです。

弊社の地元、埼玉県吉川市では、多くの農家さんが使う「多数派」ですが、地域差があります。
ハウス内の昼間の温度をやや低く抑えるともいわれ、作物の「焼け」が少ないという意見もあります。
価格は通常の「のびざかり透明」と同じです。


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最後は「クリーンエースだいち」という銘柄です。
0.1ミリ、0.13ミリを掲載します。
ほこりが流れやすく、光線透過率を保つ期間の長い「防塵ビニール」です。

グラフは紫外線カット状況をあらわしたものです。
波長315~400ナノメーターの、UVAといわれる紫外線をかなりカットしますので、この紫外線を必要とするものには利用できません。
ナス、紫色系のブドウ、ブルーベリーなどは、色がぼけてしまいます。
ミツバチや昆虫は、紫外線を感じて動きますので、ミツバチ受粉栽培にも向きません。
その場合は、同じクリーンエースで「ナス・ミツバチ」という種類がありますので、こちらに変更すると問題がありません。
(ME-459も、紫外線カット率 「高」 です)


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長くなりましたが、このようなビニールがありますので、用途に応じてお考えください。
左の写真は、新品のビニールをたたんである状態です。
左から、ブルーキリカット/のびざかり(汎用外張り) ナシジも同様/クリーンエースだいち です。
ME-459の色合いは、のびざかりより若干青みがかった色です。

2010/06/15

日除け/遮光ネットの3

連続ですが、日除けです。
以前は、「遮光は黒いネット」というのが当たり前でしたが、最近のハウス用では、白っぽいものがたくさん出てきています。

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写真は、日本ワイドクロス製「らーくらくスーパーホワイト」の製品紹介サイトのものです。

メーカーの製品紹介サイトはこちら
「遮熱ネット」という扱いをしています。


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素材の拡大写真です。

<反射率の高いPOフィルム、微小な多数の穴による乱反射、チタンホワイト顔料>
によって、ハウス内を明るく、かつ遮熱して温度を抑える、というねらいの資材です。

フィルム状に平らですので、かさばらずに保管しておくこともやりやすそうです。

ご連絡頂ければ、カット見本をお送りします。

2010/06/12

日除け/遮光ネットの2

一昨日、黒い日除けネットの写真を載せました。
同じ構造で、白いものもできています。

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ビニールハウスにかける、というのがほとんどの用途ですが、ハウス内を明るく、かつ、熱を抑えるという働きです。

写真のものは、遮光率45~50%。


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できる日陰は、こんな感じです。


なるべく日除けをして温度を抑えたいが、作物のことも考えなければならない、という遮光率は、野菜の場合はこの辺りのようです。

2010/06/10

日除け/遮光ネット

これからの季節、色々な場面で「日除け」が欲しくなります。
農業用の遮光ネットも、各メーカー毎に同じような商品が出てきていますが、なんといっても定番は、黒い遮光ネットです。


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右の写真は、遮光率90~95%の、最も遮光率の高い規格です。
(空を背景にして写したものです。)


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こちらは、遮光率55~60%。
かなり違います。


それぞれのネットで、できる日陰は、下のような感じです。

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ハウスに被せやすいように、周囲にハトメ穴を付けることもできますし、ビニペットに挟み込んで固定することも可能です。
用途はビニールハウス用だけではありません。
休憩所の日除け、作業場の暑さ対策、家でのちょっとした日除けにも役立ちます。

メールで連絡頂ければ、短い時間で価格を返信します。(といっても、弊社の営業日であれば・・・ですが)
<遮光率><幅〇m×長さ〇m><周囲のハトメ穴 要・不要>をお知らせください。
遮光率の規格は次の通りです。
35~40%
45~50%
55~60%
65~70%
75~80%
85~90%
90~95%

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